2015年01月30日

LibreOffice 4.4.0 のメニューの未訳について

LibreOffice 4.4.0がリリースされました。

LibreOfficeのバージョン x.y.0(一番最後が0のバージョン)は、いち早く新機能を試してみたい人用とみなされています。
翻訳も含め、安定感を重視しておられる方はもうしばらく4.3系列をご使用ください。

さて、今回の4.4.0でメニューの未訳箇所があります。
このあたりのスレッド参照

Writer:

Calc:
「書式」-「数の書式」-「Time」 https://bugs.documentfoundation.org/show_bug.cgi?id=88250

この4つは後のURLに示したとおり、訳せない文字としてBugzillaに登録されています。

今回これを取り上げたのは、翻訳に参加してくださっている方が、
 1. メニューに訳していない文字がある!
 2.KeyIDを調べるために言語設定を変更して、LibreOfficeを再起動する
 3.未訳の部分にKeyIDが設定されていない! orz
とならないための情報です。

また未訳ではありませんが、4.4.0のCalcでのシート名先頭文字が既定で「シート」となっています。リリースノートにも書かれていますのでご覧ください。
シート名を「Sheet」決め打ちでマクロを組んでいるような方は要注意です。これは4.4.1で戻る予定です。また「オプション」設定から先頭文字を変更して使用することも可能です。

こうしたことは、l10n@global.libreoffice.org や discuss@ja.libreoffice.org のMLで公開されていますので、関心のある方は追ってみてください。

posted by matuaki at 21:53| Comment(0) | TrackBack(0) | LibreOffice

LibreOffice 4.4.0 リリース

LibreOffice 4.4.0 がリリースされました。

リリースノートはこちら

ダウンロードはこちらから

いつもどの機能を使っているかによって今回の新しいバージョンの新機能のうれしいところが違うと思いますが、わたしはWriterでツールバーのボタンから色のパレットを選択できるようになったことや、スタイルの「選択範囲と一致するように更新」機能がとても便利だと思っています。
4.4.0_ColorPalette.png

またリリースノートにも書かれていますが、各種フィルタが改善されているところにも注目できると思います。LibreOfficeでVisioやPublisherのファイルを読み込めることをご存知でない方も多いのではないかと思うのですが、このファイル形式のフィルタも進化しています。MS Officeとの互換性を気にしておられる方はぜひ試してみられることをおすすめします。

OpenOffice.org の負の遺産を捨てて、成長していく LibreOffice の今後が楽しみです。

posted by matuaki at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | LibreOffice